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日刊食品通信
2015年9月7日

鍋つゆ市場、新たな食シーンの創出に挑戦


今年も個包装タイプがけん引か

 (大阪)今年の鍋つゆ市場は持続的な成長に向けて“新たな食シーンの創出”に挑戦する。人数に合わせて鍋を作ることができる1食・個包装タイプへの各社の参入で、手軽に鍋料理を楽しめる環境が整ったことから、今年はさらに市場を拡大する好機となろう。

 昨年の鍋調味料はぽん酢、しゃぶしゃぶ、すき焼き、おでんの素の販売が前年実績を下回ったなかで、鍋つゆが前年比7%増と高い伸びを維持して“1人勝ち”の展開となった。Mizkanの「〆まで美味しい ごま豆乳鍋」などの好調に支えられ、主力の3〜4人前・ストレートパウチが増加。さらに味の素の「鍋キューブ」、エバラの「プチッと鍋」に代表される個包装タイプがこれを上回る勢いで急増し、鍋つゆ市場全体を押し上げた。

 今年も多様なメニューを揃えた鍋つゆが市場全体をけん引する構図は変わらない。新製品を含めたメニューのバラエティ化はほぼ一巡しており、引き続き、よせ鍋、豆乳鍋、塩鍋、味噌鍋など和風鍋の伸長が期待される。Mizkanが鍋つゆ、ごましゃぶを含めた鍋調味料全体で、家族の団らんシーン、少人数シーンに合わせた様々な鍋メニューの提案で消費の拡大をはかる。年々盛り上がりをみせるハロウィンパーティでの鍋の演出を始め、ワインと鍋の連動企画、受験生応援企画や春鍋など多彩な販促を展開。

 

▼以下略

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