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日刊食品通信
2015年9月4日

夏場の製パン市場、食パン販売数量ダウン


  製パン市場は、各種コストアップを受けて7月1日出荷分から一部製品の価格改定を実施した。7月の総務省家計調査をみると、食パンは購入数量が前年比2%増、平均価格は1.2%増だったが、マーケット動向は7・8月ともに食パンの販売数量が前年を下回った模様。

 好調だったメーカーもある一方、一部では食パンの販売金額は前年をクリアしたが、数量は5月以降前年を下回っている。苦戦した要因について、市場全体で価格改定の影響は少なく、「7月より8月の方が低調だった。特売頻度の低下や猛暑が影響した」「市場全体で7月の食パン出荷数量は5%減少した」「インストアでは、お盆後に急激に気温が低下した週は、前年比10%増に回復した」とされる。

 山崎製パンは、昨年7月以降、テレビ番組で売り上げ上位10品が取り上げられたことにより好ペースを維持。昨8月も伸長して高いベースだったなか、今8月も前年実績を上回った。また、主力製品群「厳撰100品」の取り組みにより菓子パンが好調に推移。ドーナツは、ヒット商品「ドーワッツ」が一巡したが、コーヒー需要に併せて引き続き好調な動き。

 敷島製パン(Pasco)は、「ゆめちから入り塩バターパン」が2月の発売以降伸長している。

 

▼以下略

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