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2018年3月2日
2月のビール、9ヵ月ぶりに販売増
反動増や仮需など複数要因で
本紙が推定した2月のビール類販売実績は、国産メーカー大手4社計で前年同月比99.4%となった。マイナスは改正酒税法の施行で末端価格が上昇した昨年6月から9ヵ月連続。
カテゴリー別には、ビールが107%で9ヵ月ぶりに前年後同月を上回ったが、新ジャンルは92.8%、発泡酒も94.0%で、それぞれ2ヵ月ぶり、9ヵ月連続のマイナスとなった。
ビールは、昨年に新ガイドラインの先行実施で苦戦したキリンの反動増や、3月からのリターナブル容器価格改定を前に仮需が出たアサヒ、堅調な「黒ラベル」に「ヱビス〈華みやび〉」のリニューアル(2月20日)が加わったサッポロ、「ザ・プレミアム・モルツ」と4缶パックを発売した「同〈香る〉エール」がともにプラスとなったサントリーなど、複数要因が重なってのプラス。
一方、新ジャンルは、サントリーが「頂〈いただき〉」のリニューアル(2月6日)で大きく伸長したが、ほかは昨年伸長の反動や、3月の基幹商品大幅刷新と大型新製品発売が間近ということもあって総じて低調だった。
カテゴリー構成比は、ビールが48.9%(前年同月45.4%)、新ジャンルが37.1%(39.8%)、発泡酒は14.0%(14.8%)だった。
一方、3カテゴリー計の1〜2月販売実績は前年同期比99.0%と1月から0.7ポイントの改善。内訳は、ビールが103.0%で5ポイントの改善、新ジャンルは96.0%で4.6ポイントの悪化、発泡酒は94.0%で0.1ポイントの改善だった。
▼以下略
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