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2018年2月28日
センターアソートチョコ、隠れたけん引役に
高カカオの健康感に対し専門店の贅沢さ訴求
好調が続くチョコレートは、高カカオタイプや機能性を付加したソリッド系の商品が市場を底上げしているが、隠れたけん引役としてセンターにクリームやガナッシュを詰めたセンターアソートチョコが順調に拡大している。昨秋の新商品では250〜300円の高価格帯の新商品に加え、ロングセラー商品も好調を持続。高カカオ・機能性タイプが健康志向で40代以上の支持を集めている一方で、センターアソートチョコはチョコレート専門店の“贅沢さ”“高級感”を訴求し20〜30代女性を中心に人気となっている。
本紙推定でセンターチョコは9月106%(チョコレートトータル105%)、10月100%(同102%)、11月106%(同105%)、12月98%(同102%)、1月104%(同102%)と9〜1月で103%(同103%)と12月を除き前年を上回るなど好調が続いている。新商品ではロッテ「シャルロッテ」が9月の新発売以降、2ケタ伸長を持続。江崎グリコはボンボンショコラをイメージした新ブランド「HOBAL(ホーバル)を新発売。一粒10gの市販品では珍しい大粒チョコで発売以降、話題となっている。森永製菓は主力ブランド「ダース」に期間限定「プレミアム」を投入、ブランド活性化につながっているようだ。
一方、ロングセラー商品の好調も目を引く。明治「ストロベリーチョコ」は昨年来150%を上回り、板、ボックスタイプとも大きく伸長。不二家「ルック アラモード」も9月以降120%超で推移し、秋季新商品の「ルック 4」の寄与で、本紙推定の「ルック」ブランドトータルでは130%を超える見込みだ。
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