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2018年2月26日
旭酒造社長、NY酒蔵で新たな飲酒シーン創造
会長ら4名渡米、5〜6年で8,000石目指す
(岩国)清酒「獺祭」醸造元である旭酒造の桜井一宏社長(写真)はこのほど本紙のインタビューに応じ、米国・ニューヨーク郊外に建設する酒蔵の構想について、「第一目標は日本酒の海外市場で欠落している1本15〜25ドル(720ml)に対するニーズを捉えること。新たに良質な飲酒シーンを創造することで、日本酒全体にも大きな効果が期待できる」とし、「初年度は700石からスタートし、5〜6年後には8,000石規模を目指す」との展望も語った。
土地取得費用を含む投資額は約30億円、生産開始は2019年夏を予定。「米国の市場は日本から輸出される35ドル以上の地酒と、現地生産される安価な製品とで二極化している。その中間を埋めることが最大の狙い。ターゲットは少し高価なカリフォルニアワインを飲むような層」との戦略を示し、ニューヨークに建設する背景は「(本来は西海岸が合理的かもしれないが)米国全土に加え欧州にもブランドを広めていくため」と説明。「国内外で互いが“打倒・米国酒蔵”と“打倒・日本の獺祭”で切磋琢磨し、良い意味でライバルになれれば」と述べた。
▼以下略
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