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8月アイス7%減、累計2%増(本紙調)
8月のアイスクリーム販売実績は、7%減で着地した。4〜8月累計では2%増。
7月に売上高が前年を7%上回り、4〜7月累計でも5%増と好調だったアイスクリーム市場だが、「梅雨明け宣言後の長雨」で試練の夏となった。6月以降、空梅雨気味に推移した天候は7月に入っても継続し、中旬にかけて全国各地で猛暑となった。7月第2週には「スーパー猛暑」を見込んだ卸の発注が集中し、一部商品の出荷調整が行われた。しかし、東京・大阪で例年より2日早い7月19日に梅雨明けが宣言されたが、下旬は梅雨に戻ったかのような天候に一変。さらに東京で8月としては40年ぶりとなる21日連続の雨を記録した。このためアイスクリームメーカーの8月実績(18日現在)は、前年を11%前後下回って推移(本紙調)。最終週は天候の回復とともに売り上げも伸長したが、8月トータルでは7%のマイナス。4月からの累計も2%弱のプラスと大幅に貯金を取り崩す結果となった。
ロッテアイスは7%減。「爽」が9%減でバニラが1%減。「クーリッシュ」が4%増、「モナ王」は5%減。「ガーナ」がCM効果で37%増。「ドール」は19%減。「レディボーデン」が9%減。「ハーシー」が7%減。森永乳業は3%減。「ピノ」が15%減。「パルム」が4%増。バニラが15%増と好調で、新商品も上乗せとなった「モウ」が50%増。江崎グリコは2%増。唯一のプラス着地は昨年「アイスの実」が販売増で供給を一時ストップしたため。このため「アイスの実」は94%増。「パピコ」は2%増、「ジャイアントコーン」は6%減。「パナップ」は29%増。「牧場しぼり」は7%減。マルチはトータル1%減で、330円層+OPが合計1%減、420円層が8%増。
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