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日刊食品通信
2017年8月31日

16年度酒類・食品生産額23.7兆円(本紙調)


5年連続プラス、清涼飲料などけん引

 

 本紙がまとめた2016年度酒類・食品産業の生産額は23兆7,338億円、前年比1.7%増だった。プラスは5年連続となる。この数字は生鮮食品を除く加工食品に限定したもの。消費全般がふるわない中、食品業界に対する安定した需要を示す結果といえる。なお、ピークは1996年の24兆4,528億円。16年からみて10年前比は1兆2,629億円増、5.6%増、20年前比は7,190億円減、2.9%減となっている。17年度は23兆9,399億円、0.9%増を見込む。

 業種別に調査した実績を集計した。16年度は最大カテゴリーの清涼飲料(構成比16.5%)が4.8%増でけん引。天候不順の影響があったものの、西日本を中心とした猛暑や熊本地震に伴う備蓄需要の増加などにより、炭酸飲料、コーヒー飲料、茶系飲料、国産ミネラルウォーターのいずれも伸びた。牛乳・乳製品(同9.3%)も2.6%増と拡大。継続的な健康志向もあって発酵乳が5%以上プラスしたほか、チーズも前年実績を上回った。他の業種では、酒類(同14.1%)は主要品目の多くが若干伸び悩みトータルで微減、油脂・調味料(同8.7%)はしょうゆ、みそ、マヨネーズ・ドレッシング類などの堅調な推移で1.2%増などとなった。(詳細は姉妹紙「酒類食品統計月報8月号」に掲載)

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