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日刊食品通信
2017年8月17日

7月の東・名酒類商況


 首都圏 バラつきでるも業務用は健闘

 7月の首都圏酒類卸商況は、各卸約2ケタ減〜数%のプラス。天候不順や帳合変更などでバラつきが見られたものの、「良くない中でも業務用が健闘」などの声も聞かれ実需ベースでは微減〜前年並みと推定される。

 カテゴリー別では、ビール、発泡酒は2ケタ減が目立ったほか、新ジャンルは減少傾向も、サントリービールの「頂〈いただき〉」(7月4日発売)といった新商品が寄与。ビール類のマイナス要因としては、6月施行の「新取引基準」による直接的な影響は「さほど感じられない」との見方も多く不透明だが、価格の上がり幅が顕著なケース・パックでの購入頻度は「6月以降減少した」などの声も。加えて、PBなどの韓国産ビール類の引き合いが強まるなど、価格重視の動きも見られた。清酒は、気候的な要因もあり減少した。焼酎甲類は数%減。焼酎乙類は2ケタ前後のマイナス、パック商品を中心とする5月の仮需反動が若干続いた。ワインは、前年並み程度で一部では100%台後半もみられた。チリワインをはじめとする低価格帯商品が伸長を続ける中、「チリワイン全体の伸びに限界が近づいている」との声も聞かれる。ウイスキー・RTDは依然好調。前者は業務用を中心に国産・輸入ともにハイボール需要がけん引。後者は定番商品に加え、新商品も寄与した。秋以降の活性材料であるひやおろしやボージョレ・ヌーボー(BN)に目を向けると(一部卸除く)、各卸ひやおろしはおおむね前年並み、BNが90%台前半〜100%台後半を計画。後者では前年同様に高付加価値商材に注力する流れが続くと見られる。

▼以下略

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