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日刊食品通信
2017年8月14日

7月のアイス7%増、累計5%増


中旬の供給懸念も下旬に一服

 7月のアイスクリームの販売実績は、7%増で着地した。4月からの累計では5%増。空梅雨気味に推移した天候が7月に入っても続き、中旬にかけて全国各地で猛暑となった。第2週には卸の発注が集中し、一部商品の出荷調整も行われた。東京・大阪では例年より2日早い19日に梅雨明けが宣言されたが、下旬は梅雨に戻ったかのような天候に一変。需給は急速に落ち着きを取り戻した。

 ロッテアイスは7%増。「爽」は4%増で“バニラ”が7%増とけん引。「クーリッシュ」は43%増。CVS限定の160円“ビッグクーリッシュ フローズンサイダー”が上乗せとなった他、“バニラ”が19%増と好調を持続。フレーバーの“冷やしパイン”は前倒しで終売した。「モナ王」は3%増。「レディボーデン」は17%増でパイントが12%、マルチが19%いずれも伸長。「ガーナ」は24%増。「ドール」は9%増。「ハーシー」は10%減。「スイカバー」は3%増。今期から関東・東北でも通年販売化した「雪見だいふく」は2.3倍に拡大した。森永乳業は10%増。「パルム」が15%増でノベルティの“チョコ”が20%増、フレーバー類は「メアリと魔女の花」とのタイアップが奏功し90%増。「モウ」は2%増で“バニラ”も2%増。昨年、CVS限定で発売した“ダブルフロマージュ”が無かったにも関わらず前年を上回った。「ピノ」は5%増。「みぞれ」は前年並み。江崎グリコは20%増。大幅なボリュームアップだが、千葉グリコの増強で対応した。「パピコ」は26%増。「アイスの実」が昨年の休売の反動で80%増。「パナップ」が16%増。「牧場しぼり」が40%増で“バニラ”が売り場の拡大で56%増。

▼以下略

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