日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ
2017年8月8日
東急ストア、価格と品ぞろえ2本立てでMD
東急ストアは4日、3年10ヵ月ぶりにレギュラータイプSM「センター北駅前東急ストア」(横浜・都筑区)をオープン。駅前立地を生かし、価格戦略と品ぞろえ戦略の2本立てでMDを展開する。
大堀左千夫常務執行役員は同日の店舗説明会で「競合が激しい激戦区だが、当社が得意とする駅隣接の好立地。平日は価格戦略、週末は価格に加え、生鮮催事を恒例化する。周辺競合が弱いデリカは時間帯、曜日MD実践により差別化カテゴリーとして展開していく」とMD戦略の骨子を語った。価格による集客ポイントは青果とグロサリーとした上で、グロサリーはチルドの白物、ドライの飲料を中心に競合と同等価格以下にすることで来店頻度を高める。生鮮4品含めた高頻度カテゴリーは価格帯を下げ、EDLP化。品揃えでは、デリカの温惣菜を午後9時まで出来立てで提供する。同時刻以降の独占時間帯に固定客獲得と利益の下支えを狙う。名物商品の開発や週末の近隣SCを意識した曜日別MDも実践。ファミリー層を意識した洋風チルドにも注力する。週末はまぐろの解体、ピザのホール販売など集客企画も実施。「精肉は半分がインストア、半分はグループのセントラルフーズのPCから、水産は3〜4割が東扇島(川崎市)のPCから、デリカはベーカリーと寿司が100%イン、温惣菜は東扇島PCや近隣店のサテライトキッチンから供給。夕刻はインストアを増やしたいが、現実そうはいかない」(大堀常務)。競合の営業時間は午後9時までが多く、独自戦略と独占時間帯での優位性による集客で、売り場面積819㎡ながら年商20.7億円を計画。生鮮+デリカの売上構成比は53.5%としている。
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。