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日刊食品通信
2017年7月31日

訪日外国人菓子購入率、2期連続上昇


単価2.5%減、5期連続のマイナス

  訪日外国人の2017年4〜6月菓子購入が、購入率は2期連続で前年を上回ったものの、購入者単価は減少が続き、5期連続のマイナスとなった。観光庁がこのほど発表した平成29年4〜6月期の「訪日外国人消費動向調査」のうち、「国籍・地域(21区分)別・費目別購入率および購入者単価」の買い物代から本紙が算出した。それによると、訪日外国人1人当たりの菓子類の購入者単価は8,708円、前期比97.5%、購入率は66.7%と前期に比べて3.2ポイント上昇し。2期連続の増勢となった。

 地域別購入者単価でみると、アジア地域では、中国1万2,173円(前期比95.2%)、香港8,065円(91.8%)、台湾8,686円(97.4%)、韓国5,568円(102.3%)、タイ1万9,971円(91.4%)、シンガポール9,524円(93.6%)、マレーシア9,946円(101.0%)、インドネシア8,316円(134.9%)、フィリピン1万3m607円(214.5%)、ベトナム1万6,324円(276.5%)、インド7,929円(131.6%)。特に、“爆買い”が多かった地域の購入率では、中国70.6%(2.5ポイント上昇)、香港63.8%(6.1P上昇)、韓国80.5%(0.8P上昇)、マレーシア51.6%(7.4P上昇)、フィリピン50.8%(4.4P上昇)など、購入者単価に比べて購入率は上昇しており、購入意欲はさほど落ち込んでいないと推定される。

  また、欧米の購入者単価は、イギリス6,443円(116.8%)、ドイツ6,513円(111.5%)、フランス9.044円(169.5%)、スペイン6,790円(132.2%)、ロシア1万550円(44.5%)、アメリカ5,876円(93.4%)、オーストラリア8,089円(203.7%)。

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