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日刊食品通信
2017年7月4日

6月のビール類、反動と値上がりで11%減


上期実績も一転マイナスに

  本紙が推定した6月のビール類販売実績は、5月仮需の反動減と改正酒税法施行による店頭価格の上昇などが響き、国産メーカー大手4社計で前年同月比89.3%となった。3〜16%の幅で4社ともマイナス。カテゴリー別も、ビールが同92.1%、新ジャンルが86.7%、発泡酒も85.8%と2ヵ月ぶりの全カテゴリーマイナス。ただ、「ラガー」缶の発売でサッポロのビールが、「頂〈いただき〉」の新発売でサントリーの新ジャンルが、それぞれ前年を上回った模様。カテゴリー構成比は、ビールが52.7%(前年同月51.1%)、新ジャンルが34.6%(35.6%)、発泡酒は12.7%(13.3%)だった。

 これを受けた1〜6月は、3カテゴリー計で前年同期比99.1%の約1億8,521万箱(ビール大びん換算)。仮需で5月累計は同101.7%と一時的にプラスとなったものの、再びマイナスに転じた。カテゴリー別も、ビールが98.8%の9,111万箱(5月累計100.7%)、新ジャンルが99.9%の6,820万箱(103.3%)、発泡酒も97.8%の2,590万箱(100.7%)と、すべて後退した。3カテゴリー計ではサントリーのみが前年水準をキープ、カテゴリー別ではアサヒとサントリーの新ジャンル、サッポロのビールが前年を上回ったと思われる。また、主要ブランドでは、アサヒ「スタイルフリー」「クリアアサヒ プライムリッチ」、アサヒ「オフ」、キリン「淡麗 プラチナダブル」、サッポロ「黒ラベル」「ヱビス」計、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」「同 香るエール」「サントリー「金麦 75%オフ」などが前年を上回ったものと思われる。カテゴリー構成比は、ビールが49.2%(前年同期49.3%)、新ジャンルが36.8%(36.5%)、発泡酒は14.0%(14.2%)だった。

▼以下略

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