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日刊食品通信
2017年6月30日

八海山、好調な「あまさけ」3倍に増産


新商品「乳酸発酵」追加、既存品も強化

  八海山は29日、販売好調で品薄状態が続いている「麹だけでつくったあまさけ」の増産設備が7月から稼動するタイミングにあわせ、新商品「乳酸発酵の麹あまさけ」(8月発売)と同社が取り組んでいる「あまさけ」に関する研究概要などを東京営業所で発表した。

 増産の総工費は30億円。現工場の隣接地に建屋(延床面積5,131㎡)を新築し、製造能力を825g換算で年間430万本(現150万本)と約3倍に引き上げるもの。現工場は新商品「乳酸発酵の麹あまさけ」専用の製造所とし、118g換算で年間300万本を生産する。冒頭、井上 浩常務営業部長は「甘酒市場は当社が参入した09年ころは30億円程度だったが、直近では100〜120億円規模にまで急拡大した。健康ニーズの高まりに加え、飲み方の多様性も受け入れられており、潜在ニーズはまだまだ大きいとみている。当社製品は需要に供給がまったく追いついておらず、今回の増産でも足りない可能性がある。さらなる設備増強の必要性は半年以内に判断したい」とした上で、「清酒に次ぐ大きな柱に育てることが目標。今後も米、麹、発酵をキーワードに、様々な可能性を探っていく」などと述べた。次いで、八海醸造研究開発室の倉橋 敦室長が甘酒の基礎知識(歴史、種類、製法、成分など)に加え、これまでの研究内容を説明。

▼以下略

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