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日刊食品通信
2017年6月26日

16年度アイス販売額、4年連続史上最高更新


「冬アイス」の定着で通年型デザートに

 2016年度(4〜3月)のアイスクリームの販売金額は、前年比6.3%増の4,939億円となった。また、販売数量は3.2%増の86万3,114kl。日本アイスクリーム協会が集計・発表した。気象庁によると、16年度は全国的に高温傾向が続き、特に東日本では平年差+1.0℃と1946年の統計開始以降で04年と並び最も高い年となった。一方で、8月には北日本に4個の台風が上陸、秋には低気圧や前線、台風の影響を受け、西日本中心に降水量も多く、日照時間も少ない年となった。

 アイスクリーム業界は会員各社が積極的に新商品・改良品を投入。シニア層など新しい需要の開拓や「冬アイス」浸透への取り組みが奏功し、アイスクリームは「通年型の冷たいデザート」として生活シーンの中に確実に定着。市場最高の売上高を4年連続で更新した。

 販売金額を種類別にみると、アイスクリームが8.3%増、アイスミルクが3.3%増、ラクトアイスが3.4%増、氷菓が11.7%増といずれも増加。販売物量を種類別でみると、ラクトアイスが0.5%減と前年を下回ったものの、アイスクリームが10.3%増、アイスミルクが1.4%増、氷菓が5.4%増となった。

 また、形態別では、紙カップ4.5%増、プラカップ6.3%増、スティック19.7%増、コーン0.2%増、モナカ2.9%増、マルチパック7.5%増、ホームタイプ34.9%増、その他一般(ひと口、サンド、もち、飲むなど)2.7%増、業務用0.5%増とすべてのタイプで増加。

▼以下略

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