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日刊食品通信
2017年6月22日

訪日外国人、過去最速で1,000万人突破


中国は2%増と伸びが鈍化

 

 日本政府観光局(JNTO)が21日発表した5月の訪日外客数は、229万5,000人、前年同月比21.2%と過去最高だった16年5月の189万4,000人を40万人超を上回わり、過去最高を更新した。さらに、1〜5月までの累計は1,141万1,000人となり、これまで最も早いペースで1,000万人を突破した。昨年4月に発生した熊本地震による需要減退の反動増、航空座席供給量の増加を背景に好調な伸び記録。また、香港の端午節や東南アジアでの学校休暇を始め、旅行需要の高まる時期に向けての各国向けに実施した訪日旅行プロモーションの効果も追い風となった。

 市場別では、インドが単月として過去最高を記録。18ヵ国で5月としては過去最高を記録。東アジアでは、韓国は55万8,900人、85%増の大幅増。前年が熊本地震の影響で落ち込んだことの反動によるもので、国別では最も高い伸び率となった。中国は51万7,100人、2%増。単月では50万人を超えたものの、伸び率は1ケタ台にとどまった。台湾は40万7,500人、8.5%増。昨年6月であった端午節のが5月に移動したことや、地方へのチャーター便の増加。香港は18万1,600人、29.7%増。地方路線の増便による座席供給量の増加が訪日需要を取り込んだようだ。

 東南アジアでは、タイが8万8,800人、4.6%増インセンティブツアーの増加や一般消費者へのプロモーションが奏功。シンガポールは3万4,300人、17.3%増、インドネシア2万4,900人、19.3%増、フィリピン4万4,000人、19.3%増、ベトナム2万2,100人、34.9%増とそれぞれ2ケタ伸長となった。

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