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日刊食品通信
2017年6月15日

東・名の酒類商況


 首都圏 仮需発生も6月スタート影響軽微

 5月の首都圏酒類卸商況は、各卸5%前後〜2ケタ弱のプラス。初旬にゴールデンウィーク分の注文が集中したこと、営業日が1日多いこと、6月から施行された「新取引基準」に伴う仮需が発生したことが影響した。

 ビール類は、ビールが数%増、発泡酒が微増、新ジャンルが1ケタ台後半の伸びと推定。仮需が発生したものの、業態や得意先の姿勢などによりバラつきが見られた。清酒は、帳合変更の影響もあり数%減〜数%プラス。大きな仮需は見られなかった。焼酎甲類は、4LPETなどの大容量などがけん引し数%増。焼酎乙類は一部ではマイナスも、パック商品の仮需のほか、昨年発生した熊本地震に伴う「応援フェア」等の反動後の影響もあり数%〜2ケタ近い伸長。ワインはNBを中心におおむねプラス。ウイスキーは2ケタ増。RTDは数%増〜2ケタ増。6月に入り、店頭価格は「反映されている」との声が多く聞かれ、約5〜10%程度上昇したビールをはじめ清酒、RTD、焼酎甲類などおおむね価格上昇がみられている。スタート状況は「低調」の一方、「落ち着いている」「思ったより悪くない」と想定よりもポジティブな動きもみられ、“良くて前年並み”が期待されている。

 

中京 ビール類が仮需で大幅増

 (名古屋)中京の5月のビール類は2ケタ伸長となった。6月1日からの安売り規制の仮需が数字を押上げた。業務用の樽も、メーカー出荷ベースでは2ケタに迫る伸長。ただ6月度は仮需の反動と、店頭での価格上昇、スーパーでのチラシ掲載の見送りも心配され、大きく数字を落とすのではとの警戒感が強い。

▼以下略

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