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日刊食品通信
2017年6月14日

5月のアイス、6%増(本紙調)


主力の“バニラ”が好調を持続

 5月のアイスクリーム販売実績は6%増で着地した。4〜5月累計では4%増。昨年はGWの天候に恵まれず、前半を低調に推移。今期はその反動で上旬に数字を伸ばし、月末にかけて伸びは鈍化したものの前年を上回って終えた。アイテムでは主力の“バニラ”が好調だった一方、フレーバー品は明暗を分ける結果となった。

 ロッテアイスは1%増。「クーリッシュ」が17%増で昨年(11%増)の大幅増を更新。主力の“バニラ”が14%増だったほか、“カルピス”が4%増、“メロンソーダ”も上乗せとなった。「爽」は7%減。“バニラ”が14%増と健闘したが、シーズンフレーバーの“ジンジャー”が振るわなかった。「モナ王」は6%減でノベルティ、マルチとも前年割れ。「ガーナ」は18%増で、“母の日ガーナ”が定着し、5月のヤマ場作りに成功した。「レディボーデン」は3%減。「ドール」は7%減。「ハーシー」は4%減。「バニラバー」は9%減。森永乳業は8%増。「パルム」は10%増でマルチのフレーバー品が3割増と貢献した。「ピノ」は6%増。ノベルティが3%、マルチが10%いずれも伸長した。「モウ」は18%増。上旬の販促が奏功し、主力の“バニラ”が12%増、フレーバー品も22%増。江崎グリコは12%増。「ジャイアントコーン」が11%増で“大人シリーズ”を含めると15%増。「パピコ」は14%増で“大人シリーズ”を含めると18%増。昨年リニューアルし30%増とベースが高かった「パナップ」は反動で20%減。4月下旬からテレビCMを投入した「牧場しぼり」は56%増。「アイスの実」は17%増。

▼以下略

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