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日刊食品通信
2017年5月19日

内容伴わない売上追わず(山星屋小西社長)


前期は不採算取引の改善、経費削減効果奏功

  山星屋の小西規雄社長はこのほど開催された「第60回ARISTA山星屋プロス会総会」の席上、2017年3月期の業績について、売上高2,580億8,600万円、前年比96.6%、営業利益24億5,700万円、99.5%、経常利益27億900万円、99.2%と減収ながら営業利益、経常利益ではほぼ前年並みの見通しになると発表した。

 減収の要因について小西社長は、「昨年9月からの主要CVSとの取引中止の影響が大きく、好調なドラッグや主要取引先への販売強化を行ったもののカバーすることができなかった」と述べた。また、チルド卸事業のワールドデイリーフーズについては、「13年の買収以降チルド事業の拡大とノウハウの吸収に努め先期末で売上高30億円にまで成長。しかし、ノウハウ吸収という当初の目的を達成したため、当社が扱える商品群は本体に吸収し、一部は国分フードクリエイトへ移管する」。利益面では、不採算取引の改善、物流センターの再編、WMS活用による在庫の適正化で廃棄転売ロス削減に取り組むとともに、業務改善活動による経費削減効果で経常利益率は前年を上回る1.05%を達成、純利益は不動産売却の税効果もあり、最終利益段階では減収増益となる見通し。

 各地域別シェアは、北海道・東北9.32%、関東・甲信越35.93%、中部・北陸11.36%、近畿24.75%、中国・四国8.58%、九州10.06%。業態別シェアは、SM33.1%(前期31.94%)、ドラッグ19.3%(17.41%)、GMS13.1%(15.34%)、CVS10.9%(15.34%)、DS9.5%(9.08%)、COOP3.4%(3.84%)、その他10.7%(9.54%)。DSについては成長業態だがインバウンド消費の鈍化、同社在庫処分品の減少で横ばいとなった。

▼以下略

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