日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ
2017年4月24日
「豊かな心の創造と伝承」でさらなる挑戦を
「揖保乃糸」組合130周年記念式典を開く
(大阪)兵庫県手延素麺協同組合は20日、創立130周年記念式典を兵庫県立武道館で開催した。組合生産者をはじめ、取引先など業界関係者2,200名が出席した。
式辞で井上 猛理事長(写真)は、「播州素麺として約600年の伝統を誇り、明治20年の組合法交付とともに組合が発足、本年で満130年を迎えた。歴史の続くなかで国民の生活形態が変転し、素麺組合も経済情勢の変動のなか崩壊寸前の危機にも遭遇したが、難局を克服しつつ今日を迎えた。組合役職員・組合員一同決意を新たに『豊かな心の創造と伝承』をスローガンとし、食の多様化と消費人口減少化の試練を乗り切るため更なる挑戦をしていく」などあいさつ。来賓として、兵庫県副知事やたつの市長ら7名が祝辞を述べ、業界関係では加藤産業の加藤和弥社長が「食シーンが想像できる売場づくりが求められるなか、単に物を運ぶだけではなく、商品価値を売場でしっかり伝えられるよう取り組んでいる」、日本アクセス佐々木淳一社長が「揖保の糸との馴れ初めは前身の西野商事が昭和51年に関東エリアでの販売を始めてから。40年にわたるつきあいがあってこそ当時冷麦が主流だった関東で素麺が広がった」、日本製粉近藤雅之社長が「創立121年の当社が時代とともに工業化してきたのとは対照的に、組合は手延べの伝統を守り続けてきた。一方で、時代の流れを汲み健康テーマなど新たな市場創造にも挑戦している」と組合との関わりを交えて話した。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。