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2017年4月12日
16年度アイス、史上最高を更新(本紙調)
3月は花冷えで2%減と低調
本紙推定による16年度のアイス売上高は約4,900億円で、史上最高だった15年度を約6%上回ったとみられる。クリーム系を中心に定番品が好調だったほか、「冬アイス」の定着に伴う需要の通年化が後押しとなった。4,000億円超えは7年連続で、前年を上回るのは5年連続。また、3月のアイスクリーム市場は2%程度前年を下回って着地。中旬までまずまずの天候に恵まれたものの後半の花冷えで低調に推移した。3月の各社実績は次の通り。
ロッテアイスは4%増。“黄金のみたらし厚もち仕立て”がヒットした「雪見だいふく」が44%増。「爽」が8%増。「クーリッシュ」が3%減、「モナ王」は前年並み。「レディーボーデン」が8%減。「ハーシー」が前年並み。「ガーナ」が8%増。15年度累計は6.4%増の845億6,000円。
江崎グリコは3%減。「アイスの実」が7%減。「ジャイアントコーン」が4%減。「パピコ」は2%減。「牧場しぼり」は4%減。マルチでは330円・OP計で1%減、420円層が7%増、500円層は苦戦。16年度累計は6%増の606億円。
森永乳業は2%増。大手CVSで“メロン”が採用された「モウ」が65%増と伸長。「ピノ」が5%減。昨年180円の“ストロベリー”が採用され数字を伸ばした「パルム」は前年水準をクリアした。16年度累計は5.5%増の554億円。
明治は13%減。昨年、主力の「エッセル」の入り数を18個から24個に変更し、JANコードも改めたことから4割増となる特需が発生。売り上げ全体でも24%増と伸長しており、マイナスはその反動。商品では「エッセル」が6%減。
▼以下略
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