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日刊食品通信
2017年1月17日

16年のしょうゆ大手5社出荷量、前年上回る


年間通して業務・加工用が堅調

本紙集計による16年のしょうゆ大手5社(キッコーマン・ヤマサ・ヒゲタ・ヒガシマル・マルキン)の出荷量(自家消費除く)は、37万8,388kl、前年比0.8%増となった。
 16年は、1、7、10月を除く月が前年を上回る出荷量で推移。秋口の天候不順や営業日数の少なさから10月に大きく数字を落としたものの、通年では前年を超える水準となった。カテゴリー別に見ると、家庭用カテゴリーは大容量PET製品が減少しているものの、鮮度容器を採用した商品が拡大。また、健康志向の高まりから、減塩カテゴリーの商品も規模は小さいながらも拡大傾向にある。そのほか、だししょうゆなどの加工品も好調な動きとなっている。業務・加工用カテゴリーは、年間を通して堅調に推移。和食への注目の集まりに伴い、和食系の飲食店が増加していることなどが要因とされている。17年は、しょうゆの価値を消費者に伝えていくことが課題であろう。和食への関心の高まりを追い風に、普段しょうゆを使っていない若年層などへの提案に期待したい。また、健康志向の高まりへの対応も必須だろう。減塩しょうゆや、だしのうまみを活かし塩分をカットしただししょうゆといったカテゴリーの成長にも注目していきたい。
 なお、12月単月の出荷量は4万2,212kl、前年同月比0.2%増。

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