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日刊食品通信
2017年1月6日

16年のビール類販売2.3%減の4億956万箱


12月の低迷響き予想を下回る

  本紙が推定した16年のビール類販売実績は、国産メーカー大手4社計で前年比97.7%の4億956万箱(ビール大びん換算)となった。12月が前年同月比94.1%と大きく後退し、本紙予想を0.5ポイント下回る結果となった。マイナスは12年連続で、3カテゴリーすべての前年割れは初めて。

 ビールは予想を0.5ポイント下回る同98.2%の2億836万箱。前年はほぼ前年並みをキープしたが、再びマイナス色を強めた。新ジャンルも0.3ポイント下回る98.8%の1億4,462万箱。3年連続のマイナス。発泡酒は0.6ポイント下回る93.3%の5,658万箱。3年ぶりのマイナスだった。カテゴリー構成比は、ビールが50.9%(前年50.6%)、新ジャンルが35.3%(34.9%)、発泡酒は13.8%(14.5%)。

 年間着地が予想を下回ったのは、12月が大きく後退したため。12月のビール類販売実績は前年同月比94.1%。ビールが同95.4%、新ジャンルが94.6%、発泡酒は87.6%と、ともに大きなマイナスだ。

 その背景には前年12月の“実需と実績の大幅かい離”がある。15年12月は3カテゴリー計で前年同月比102.4%。うち、ビールの101.5%、新ジャンルの106.1%が、1〜11月累計の99.6%、96.8%と比べて“異常値”だった。一部に年末営業の過熱がみられたためで、その反動が大きかった。

 12月の3カテゴリー計のマイナスは2ヵ月ぶり。ビール、新ジャンルともに2ヵ月ぶりのマイナス、発泡酒は3ヵ月連続のマイナスだった。カテゴリー構成比は、ビールが57.3%(前年同月56.5%)、新ジャンルが30.3%(30.2%)、発泡酒は12.4%(13.3%)。なお、年間で前年を上回ったのは、3カテゴリー計、ビール、新ジャンルそれぞれで1社と推定される。

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