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日刊食品通信
2016年12月26日

16年清涼飲料市場、3%増見込む(本紙推定)


カテゴリーでは無糖茶、水がけん引

  16年(1〜12月)の清涼飲料市場は今期約3%増で着地する見通し。西日本を中心とした猛暑の寄与や、基幹ブランドを中心とした各社の積極的なマーケティング活動が功を奏し、過去最高の販売量を達成する見込みだ。

 一年を振り返ると、今年は前半の好天や積極的な商品展開、熊本地震後のミネラルウォーターの需要増もあり上期で3%増と貯金を作り、夏場は西高東低の天候で西日本を中心に猛暑となったことから、7月が1%増、8月が3%増と伸長。続く9、10、11月もプラスで前半の貯金を維持。12月単月を残すのみだが、現在順調に推移しており、11月までの累計を維持することはほぼ確実となった。

 商品では、年間を通して目立ったヒット商品はなかったが、カテゴリーの幅を広げるような商品が発売されブランド全体を活性化した。市場の成長要因としては、①基幹ブランドの成長 ②無糖飲料の伸長 ③健康軸商品の広がり—などが寄与した。基幹ブランドは、キリン「生茶」のリニューアルや「コカ・コーラ」、サントリー「天然水」はいずれもロングセラーブランドながら今期積極的な展開を行い、各社戦略は異なるもののブランドの活性化に成功。カテゴリーでは無糖茶、ミネラルウォーターが伸長したほか、コーヒーもボトル缶の好調などがありプラスで推移、炭酸飲料はブランドによりばらつきがあるも堅調、果汁、野菜飲料も今年は復調傾向にある。新商品は、水回りの商品やカフェインレス商品などナチュラル志向に向けた商品、またトクホや機能性表示商品のラインアップも拡大した。

▼以下略

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