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日刊食品通信
2016年12月20日

チルドめん大手、重点商品寄与し増収ペース


レンジ対応、健康機能商品など広がる

  2016年の家庭用チルドめん市場は、金額、食数とも1〜2%減ペース(業界調べ)とみられるが、大手3社は100〜107%と前年実績を上回って推移している。コモディティ化した低価格商材や一部PB商品が振るわない一方、付加価値型の2食ラーメンや生そば、さらにはレンジ対応や健康機能(減塩、糖質オフなど)を訴求した商品は好調だ。

 トップメーカーの東洋水産は、4〜11月のチルドめん類売上高は前年クリア。業界の№1商品「マルちゃん焼そば3人前」シリーズが順調で、Webサイト「マルちゃん 焼そばLABO」を活用した情報発信、季節限定フレーバーの投入、“コト”が当たる体験型消費者キャンペーンなど多彩な施策で需要を喚起している。また、今春投入した「レンジで麺上手」シリーズが従来品比で大幅増と絶好の出足をみせ、直近でも売り上げを伸ばし続けている。新アイテム「食塩ゼロうどん」も好評。

 2番手のシマダヤは、4〜11月の家庭用チルドめん販売実績が既存品ベースで7.5%増と高い伸び率となった。この数字は4月から加えた中野食品のデリカ販売分を除いたもの。「流水麺」ブランドがけん引しており、素材商品の「そば」「うどん」「そうめん」が2ケタ伸長し、新商品の「カップ『流水麺』」が春夏で5億円強を販売するヒット商品となった。また、健康志向に配慮した「本うどん 食塩ゼロ」「同 糖質40%オフ」が大幅増。今秋は「本そば 食塩ゼロ」を追加し、売り場で健康商材のコーナー化がさらに広がった。

▼以下略

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