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日刊食品通信
2015年6月26日

中元・夏物商品動向⑤缶瓶詰ギフト


立ち上がり順調、付加価値商品で市場活性化

  缶瓶詰の中元ギフト市場は、立ち上がりは順調に推移している。序盤戦は例年よりも1週間ほど遅れてのスタートだったが、5月下旬から6月上旬にかけて受注が本格化し、今後7月にかけて実需本番を迎える。各社とも強みを生かした商品構成で夏商戦に挑んでいる。

 今年もギフトならではの付加価値商品の開発が活発化している。マルハニチロは「あけぼの」ブランドのカニ缶詰を強化。希少価値アラスカ産原料を使った「金線たらばがに」と北海道産原料の「金線べにずわいがに」を新発売。日本水産はギフト専用レトルト洋風惣菜を充実したほか、レンジ対応包材ギフトシリーズとして「たらばがに脚肉100%」を提案。はごろもフーズは「バラエティシーフード」缶瓶詰セットを投入。宝幸はレンジ対応のプラスチック容器入り和惣菜やつけもの缶詰を新提案。明治屋はグルメ缶詰として人気の「おいしい缶詰」シリーズをギフト向けにも展開するなど、各社とも趣向を凝らした商品構成で市場を活性化する。

 ギフトスタイルや販路も多様化してきた。法人需要が減少しているなか、中元、歳暮の枠を超え、通年ギフトに着目した動きが出てきた。誕生日や記念日、自分へのご褒美など自家需要が高まっている。明治屋では、「母の日」ギフト向けに、ワインと「おいしい缶詰」(グルメ缶)をセットした商品が好評で、想定を上回る実績を確保した。店頭でギフトコーナーを常設するスーパーも増えている。店内の商品をラッピングして手軽なプレゼントをアレンジできるのがポイント。今後、こうした「お手軽ギフト」に対応した商品構成も増えてきそうだ。

 

▼以下略

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