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日刊食品通信
2016年12月8日

17年上期原料チーズ、4,250ドルでほぼ決着


25%値上げ、主要生産国で生乳が不足

  豪州産輸入原料チーズの17年上期(1〜6月)価格は、チェダー、ゴーダともにt当たり約4,250ドルでほぼ決着した。16年下期(6〜12月:3,400ドル)に対し、25%の値上げとなる。

 価格交渉は乳製品の国際需給がタイトとなる中、強含みでスタートした。オセアニアでおよび欧州では、乳価低迷による離農および乳牛と殺が進んだ事から生乳生産量が減少。脱脂粉乳・バターへの生産シフトが進んだこともチーズ生産の減少に繋がった。一方、国際的な需要は、禁輸措置が継続しているロシアの需要が消滅したほか中国も小康状態を継続。全体としては堅調な需要と供給不足を背景とした売り手市場となった。

 日本国内の上期チーズ需要は堅調で、家庭用は家飲みの増加でナチュラルチーズが7%(いずれも金額ベース)、プロセスチーズが2%程度伸長している。メーカー各社の在庫は比較的低水準とみられ、原料手当ての必要性が高まったメーカーの意向も価格を押し上げる結果となった。

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