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2016年12月6日
2016年の流通菓子市場、前年並み見込む
10月以降の市況の冷え込みが影響
日刊経済通信社推定による2016年の流通菓子出荷金額は、ほぼ前年並みの1兆4,000億円を見込む。前年7月にソリッドチョコ、ナッツ系等で棒上げによる価格改定の影響が懸念されたものの、高カカオチョコレートが一昨年からの好調を持続するまどマイナスをカバー。15年は104.2%と伸長したビスケットも、クッキー系、半生系が好調。さらに、春先の大型イベントとして期待が集まる“イースター”も参加メーカー・商品が増えたこともあり約2割増となった模様。しかし、10月以降、市況の冷え込みが影響しており、通期では前年並みが予想される。
チョコレートは102%と推定。前年7月に板チョコの主力アイテムとナッツ系チョコで価格改定を実施。板チョコは年末までにほぼ9割まで回復したものの、ナッツ系は特売頻度の減少が大きく響き6割程度の回復にとどまった。その一方で、高カカオチョコレートの勢いは衰えず、ナッツ系やチョコスナックなどにも拡大するなど増勢は続いている。チョコスナックは各社定番商品が引き続き好調だが、新製品の投入が少なく、微減となったようだ。
ビスケットは102%と推定。ソフトビスケット・クッキー系は、高品質訴求商品の拡大で好調。クラッカー系もおつまみ需要や食事代替での用途拡大で伸長。半生タイプも2ケタ近い伸長になるなど、カテゴリー全体をけん引。
▼以下略
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