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2016年11月30日
2016年BN商戦、今年も二極分化に
低価格訴求の大手組織小売・DSは堅調
ボージョレ・ヌーボー(BN)の解禁から約2週間が経ったが、今年も“低価格”と“高付加価値”の二極分化が顕著となっている。“低価格(税別500円台半ば〜900円台)”を打ち出す大手組織小売やDSなどの販売は前年よりも上々だったようだ。一方で“高付加価値”路線で予約販売がメインの百貨店や専門店では、販売がやや伸び悩み厳しい商戦となっている。
ドン・キホーテでは、今年も7年連続の国内市場最安値で販売。税別543円の「ロベール・サルー ボジョレー・ヌーヴォー 2016」が好評。1週間足らずで全国351店舗の半数が完売。BN全体でも、昨年よりも販売が伸びた。また、西友ではリヨン杯で金賞を受賞したワイナリーが手がける「フランソワ・フッシェ ボジョレー・ヌーヴォー」(税別870円)を中心に好調、世界的にも販売は順調に進んでいる。
一方、百貨店、専門店では、“ヴィエイユ・ヴィーニュ”や“ノン・フィルター”など高付加価値商品を販売。その場で樽からボトリングする“樽出し”が注目を集め、解禁日からわずか2〜3日で完売するなど、目玉商品は好調だったようだ。また、木箱入りも歳暮ギフト販売が進むなど、「一種のお祭り商材から贈答品としての形式的な商材にまで、その幅が少しずつ広がっている」との声も聞かれたが、全体では伸び悩んだようだ。
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