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日刊食品通信
2016年11月24日

キリン、国産最軽量のアルミ缶開発


製造工程でのCO2排出量を年間2.96万t削減

  キリンのパッケージング技術研究所はこのほど、ユニバーサル製缶と共同で国産最軽量となるアルミ缶を開発した。これに伴い22日、プレス向け「容器軽量化」に関する説明会をキリンビール横浜工場で実施した。

 パッケージング研究所はこれまで、ワンウェイびんやリターナルびんなどの国内最軽量化に取り組み、環境に配慮した様々な容器を業界に先駆けて展開してきた。今回のアルミ缶の軽量化にあたっては、350ml缶で14.6gから13.8g(マイナス0.8g)へ約5%の軽量化、500ml缶で18.1gから16.8g(マイナス1.3g)へ約7%の軽量化を実現。「缶胴」が350ml缶で10.9g、500ml缶で13.9g、さらに「缶蓋」が各2.9gとともに国産最軽量となった。パッケージング技術研究所永嶋一史所長は軽量化の技術的ポイントについて「缶胴と缶蓋を薄肉化し、缶蓋の構造変化などの工夫により、強度を確保しつつ軽量化を実現した。製造工程でのCO2排出量を年間約2万9,600t削減できることを見込んでいる」とし、今後の開発については「市場環境が激化する中、必要十分な包装機能の確保、適正な価格、ブランド価値最大化など、容器包装に求められている項目は多く、技術的なハードルも高くなっている。

▼以下略

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