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2025年3月26日
うま味調味料、中国品増加で市場構造に変化
加工食品全般の値上げで低価格品使用増に
うま味調味料のグルタミン酸ナトリウム(MSG)、核酸は、2020年からのコロナ感染症拡大で副原料やエネルギー価格上昇で一時期供給不安にさらされていたが、収束してきた23年以降は供給が安定するなど落ち着きを見せていた。外食需要もインバウントの拡大により復調してきた。その一方で、加工食品全般の価格改定により加工食品メーカーなどユーザーが、価格の安い中国品を使用する動きを見せており、統計史上初めて中国からの輸入量がトップとなるなど、原料としてのうま味調味料の変化が現れた1年となった。
グルタミン酸ナトリウムの24年の国内需給量は10万4,000t、前年比101.0%。加工食品全般に価格改定が進んだものの、加工用向けは簡便性の高い調味料などが好調、惣菜類もスーパー、CVSでもアイテム拡大で堅調に推移したようだ。また、外食産業向けの業務用はインバウンドの回復や外食店の復調を受けて伸長し、需要量は久々のプラスとなったと推定される。
▼以下略
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