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2016年11月18日
森菓とカルビー、売上高営業利益率10%超に
大手上場菓子メーカー5社第2Q業績
大手上場菓子メーカー5社の2017年3月期第2四半期業績は、全社増収増益となったが、菓子部門ではブルボンのみが3.4%増と前年を上回り、カルビー2.2%減、明治0.4%減、森永製菓0.2%減、江崎グリコ5.1%減と市況の低調を反映する結果となったようだ。なお、非上場のロッテ商事は6%増となった模様。
各社とも、カカオ豆など一部原料は高値が続いてるものの、乳製品価格等が下がったこともあり、粗利率は概ね改善。明治は36.2%(+0.8)、森永製菓51.6%(+2.5)、江崎グリコ46.6%(+0.6)、ブルボン40.4%(+0.2)で、北海道産馬鈴しょの供給不足が影響したカルビーは41.1%(-1.6)と若干下がった。また、売上高営業利益率では、全社とも上昇。なかでも、森永製菓は11.3%と前期比で4.1ポイントの上昇し、5社中トップに。カルビーも0.5P上昇し11%を突破。明治、江崎グリコ、ブルボンも伸びている。菓子部門をみると、カルビーは、主力のポテト系スナックが1.8%減と苦戦。「ポテトチップス」は馬鈴しょ供給不足の懸念から生産調整を行ったため4%減。
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