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2025年3月21日
CCBJI、水素発電自販機を万博会場に設置
富士電機と共同開発、世界初水素カートリッジ式
(大阪)コカ・コーラ ボトラーズジャパンは18日、「水素カートリッジ式発電自販機」の設置式を大阪・関西万博会場で行った。藤原義樹執行役員ビジネスデベロップメント統括本部長(写真左)は「大阪・関西万博はSDGsがテーマのひとつ。富士電機と共同開発した世界初の水素カートリッジ式発電自販機は、稼働時のCO2排出がなく、消費電力自体も従来の半分。実用化にはまだ課題があるが、パイロット機1台を会場に設置する。2,800万人超が見込まれている万博来場者の、1人でも多くの方に見て、触って、使っていただきたい」とあいさつ。自販機と水素カートリッジがセットされた発電機の内部をお披露目した。
設置場所は大屋根リング北側エスカレーター付近。カートリッジは18本セットされており、気候や使用状況にもよるが1日3本程度を消費。商品補填時にカートリッジを交換する。自販機はコンセントが不要で、環境面でも貢献できることから設置場所の可能性は広がるが、商用化には機材の小型化・一体化や水素供給のインフラ整備が課題。「技術の普及には時間がかかるが、万博会場への設置は次世代型バリューチェーンを探る試みのひとつ。カートリッジの扱いや効率性をこの万博で検証し、未来へつなげていきたい」(同社)。
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