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日刊食品通信
2025年3月19日

“新100年ブランド”へ(アサヒ飲料米女社長)


「ワンダ」でも水分補給提案

 アサヒ飲料は18日、都内で25年事業方針説明会を開き、主要6ブランドの販売数量計画がいずれも前年比プラスであることを明かした(別掲)。

 競合他社の多くが値上げを背景に保守的な計画だが、米女太一社長(写真右)は“既存ブランドの強化”“新価値商品の育成”の2軸戦略で計画を達成すると強調。特に“新100年ブランド”を目指す「十六茶」「ワンダ」「おいしい水」に「経営資源を重点的に投じていく」と述べた。

 具体策について取締役兼常務執行役員の野村和彦マーケティング本部長(同左)は、「インサイトを見極めるうえでブランドユーザーはもちろんだが、世の中の潮流も重要だ」との考えを示し、夏の長期化や健康志向を背景とした“水分補給”の需要に商機があると展望。「おいしい水」で新発売する無糖フレーバーウォーター、大幅なリブランディングの「ワンダ」はこの方針に沿った設計となる。

 また、海外事業の強化にも言及したが、米女社長は「国内の長期的成長が保証されない今、少しずつでも海外との繋がりを持つべきと判断している。数年で国内外売上比率が変動するわけではない」と言うにとどめた。

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