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2025年3月11日
2月の清涼飲料市場、稼働日減で6%減
2月の清涼飲料市場は、昨年(うるう年)に比べ稼働日が少なかったことに加え、昨秋以降大型容器で続く価格改定の影響により、数量ベースで前年比6%減(累計4%減)となった。
寒波の影響も大きく、ミネラルウォーターや茶系といった止渇ニーズに応える製品が苦戦。これらは気候変動による夏の長期化、年間平均気温の上昇に対応するため、各メーカーが年々ラインアップを拡大しているが、今回はそれが仇となった形だ。
コカ・コーラシステム=全体1%減(前年並み)。主要メーカーで最も健闘した。「綾鷹」リニューアル効果は続くが、主力650mlPETの止渇ニーズ取り込みは寒波の影響で限定的に(本紙推計)。
サントリー=合計10%減(7%減)。このうち「サントリー天然水」は7%減(6%減)で、大容量の価格改定の影響が続く。「BOSS」は10%減(7%減)で、SOT缶は安定、クラフトボスも「甘くないイタリアーノ」「ブラック」「ラテ」を合わせた3本柱は伸長しているものの、トータルではマイナス。「伊右衛門」は7%減(4%減)で、パーソナルサイズが堅調な一方で「本体」大容量の価格改定の影響が続いている。「GREEN DA・KA・RA」は20%減(14%減)で「やさしいルイボス」が好調に推移するも、「本体」「やさしい麦茶」で気温や価格改定の影響を受けた。ほか、「特定保健用食品・機能性表示食品」計は10%減(5%減)とマイナスも、「特茶」は好調に推移した。
▼以下略
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