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日刊食品通信
2016年11月17日

「ボージョレ・ヌーボー」解禁


高付加価値商品へのシフト目立つ

 今日17日、フランス・ボジョレ地区産新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の解禁日を迎えた。ボジョレワイン委員会の発表によると、16年のボジョレ地区収穫量は7万5,000〜8万5,000klで、過去5年平均を40%上回る結果となった。ぶどうの出来については「力強いというよりもエレガントで魅惑的、酸と果実味、ストラクチュアとのバランス、そして爽やかさと味わい深さとのバランスがすばらしい」とコメントしている。

 昨年の対日輸出量は5,028klであったが、今年は前年の15%前後のマイナス(4,300kl程度)と推定。しかし、これは決して悲観すべき数字ではなく、これまでの過剰な入荷状況から脱却しつつあり「本来のあるべき数量に推移してきた」と見る関係者も多い。低価格競争も落ち着きを見せ、ここ数年“ヴィエイユ・ヴィーニュ”“ノン・フィルター”“ビオ”などに加え、ボージョレ・ヌーボー唯一の公式コンクール「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォ」で最高金賞や金賞受賞歴を持つ生産者のアイテムなど、高付加価値商品にシフトする傾向が強く、市場は成熟期に入ったといえる。

 家庭用市場では、解禁日の2ヵ月以上前から予約受注を開始し、通常予約よりも安く購入できる“早割り”を各社導入するなど、予約商戦も活況であった。

▼以下略

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