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日刊食品通信
2025年3月4日

ビール販売2ヵ月連続増もペースは鈍化


昨年の“うるう年効果”も一因か

 本紙が推定した2月の国産大手4社ビール販売は2ヵ月連続のプラスとなる前年比101%強だった。前年2月が“うるう年効果”もあって115%となっていた反動もあり、前月の108%強からはペースを落とした。基幹銘柄が底堅い動きを示す中で、昨年春から業務用商品を加えた「サントリー生ビール」が大きく続伸したほか、「ヱビス」「サッポロラガー」「アサヒ生ビール」などもプラスで推移。また、昨年4月の新製品「晴れ風」も引き続き上乗せとなった。

 エコノミー系は、旧新ジャンルが95~96%で4ヵ月連続のマイナス、発泡酒も5ヵ月ぶりのマイナスとなる93%強で、2カテゴリー計は95%弱、4ヵ月連続のマイナス。3カテゴリー計は、3ヵ月ぶりのプラスとなった前月から一転、98%弱と再びマイナスとなった。

 一方、1~2月の前年同期比は、ビールが104%強、旧新ジャンルが91%強、発泡酒が100%弱(エコノミー系94%強)、3カテゴリー計は99%強だった。多くのビール基幹銘柄が順調に推移したほか、サントリー「金麦」シリーズやアサヒ「スタイルフリー」など、エコノミー系でもプラス銘柄が散見されている。

 なお、カテゴリー構成比は、1月がビール51.9%(前年同月50.2%)、旧新ジャンル30.3%(31.1%)、発泡酒17.9%(18.8%)、1~2月は同順で53.5%(前年同期51%)、28.2%(30.7%)、18.3%(18.3%)となっている。

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