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2016年11月16日
東・名の酒類市場
首都圏 実需ベースでマイナスもRTD続伸
10月の首都圏酒類卸商況は、帳合変更の影響で各卸で開きが見られる中、実需ベースで前年比5%前後のマイナス〜微減と推定される。
ビール類は総じて苦戦、ビールは良くて3%前後のマイナス、発泡酒は1割近い減少が目立った。新ジャンルは前年割れとなっているものの、アサヒビールの「クリアアサヒ」ブランドが好調だという。清酒は各卸2ケタ減〜数%マイナスで、家庭用の紙パック製品が苦戦。焼酎甲類は2ケタ減〜微減と開きがみられた。焼酎乙類も2ケタ減〜前年並みで「霧島」などがけん引。
ワインは引き続き数%減〜微増で、低価格ワインが動き、ワンランク上の価格帯が停滞する一方でファインワインやスパークリングが堅調だという。ウイスキーは一部マイナスも、数%増が目立った。国産では需給状況がタイトな銘柄がみられるものの、ボリュームゾーンが堅調。輸入では、サントリースピリッツの「ジムビーム」のハロウィン施策などが後押した。RTDは引き続き数%〜2ケタのプラス基調。各社基幹商品に加え、サントリースピリッツの「−196℃ ストロングゼロ〈ビターレモン〉」「同〈ビターオレンジ〉」、キリンビールの「本搾りハイボールグレープフルーツ&ライム〈期間限定〉」などが寄与した。
中京 天候不順で全般に低調
(名古屋)中京の10月の酒類市場は、ビール類が前年を割った。特にビール本体の苦戦が目立った。実績確保したのは1印のみ。気温は総じて高かったが、降雨日が多い天候不順も影響。業務用(樽)も低調、天候が客足にブレーキ。
▼以下略
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