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日刊食品通信
2016年11月15日

トーカン9月期、売上・利益は過去最高


サークルKSのドライ食品商流はほぼ継続

 (名古屋)トーカンの永津嘉人社長は11日、28年9月期本決算(表)を発表。連結売上は5.7%増、過去最高を更新。利益は各項目とも増益を確保。経常利益は30.8%増で過去最高を記録した。

 今期(29年9月期)の業績予想では、売上は前期比11.7%減の1,500億円、200億円の減収を見込む。主力取引先のユニーグループがファミリーマートと経営統合したため、コンビニのサークルKサンクスの売上減少を見込んでいる。得意先業態別の売上予想では、CVS向けが43.1%減の335億円、250億円の減収見込み。他は外食・加工ベンダー向けが8.3%増の505億円、スーパー向けが4.1%増の470億円と増収を見込むが、CVS向けの落ち込みをカバーできず、トータルでは200億円の減収見込み。なお利益については、取引条件が不透明なため現時点では未定としている。、

 なおユニー・ファミリーマートHDは来期から、CVS事業で新しい商流体制に移行すると見られるが、トーカンはドライグロサリーのカテゴリーについてはサークルKサンクスの現状の商流をほぼ継続するとみられる。「これまでと同様にファミマにも提案活動を行い、頼りにされるベンダーとして存在感を示したい」。

 当期(28年9月期)はCVS向け、外食・加工ベンダー向け、スーパー向けとも伸長、大幅増収を確保。利益面では増収効果に加え、共配の拡大が収益確保に貢献。共配取扱高は4.0%増の2,124億円。共配収入は5.4%増の144億円。粗利率はコスト削減も効いて9.44%(前期9.34%)に改善。売上5.7%増に対し、販管費は4.4%増に抑え、増益を確保した。

▼以下略

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