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日刊食品通信
2025年2月12日

1月飲料市場1.5%減、大型の停滞続く


値上げを背景に大型が苦戦

 25年1月の清涼飲料市場は、数量ベースで前年比1.5%減だった。

 値上げによる大型の苦戦が続いていることに加え、前年同月が4%増と高ベース。これは22年10月値上げが一巡し、23年5月新型コロナ感染症の5類移行で消費活性化の最中だったからだ。

 カテゴリー別で見ると、いずれにも大型停滞が影響しているが、当然ながら比率が高いとダメージは大きく、ミネラルウォーターはトップシェアのサントリー「天然水」が4%減(他カテゴリーも含む)。一方、冬の体調管理需要はあり、大塚グループ「ポカリスエット」、キリンのプラズマ乳酸菌入り飲料が好調。サントリー「グリーンダカラ」の本体も伸びた。

 コカ・コーラシステム=全体1%増。けん引役は引き続き前年リニューアルした「綾鷹」。この効果は最低でも一巡する4月まで続くか(本紙推計)。

 サントリー=全体4%減。「天然水」4%減で前年投入の新容器1Lが好調も大型苦戦。「ボス」5%減で「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」は好調。「伊右衛門」1%減で小型の「濃い味」「焙じ茶」が堅調。「グリーンダカラ」8%減で本体、ルイボスが好調も麦茶で大型苦戦。

 アサヒ=全体6%減。「三ツ矢」10%減、「ウィルキンソン」10%減、「カルピス」3%減、「ワンダ」10%減、「おいしい水」27%減。「十六茶」3%増で小型、2月4日発売の「アートデザイン」の出荷が好調。ラベルレスは6%減の47万箱。

 

▼以下略

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