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2016年11月14日
10月の流通菓子出荷、2%減(本紙調)
洋酒系チョコ、大人向けの有望カテゴリーに
日刊経済通信社がまとめた10月の流通菓子出荷実績(チョコ、ビスケット、スナック菓子、キャンディ、ガム。出荷金額ベース)は、トータルで前年比98%となったようだ。「ハロウィン」向け商品は、専用パッケージ商品が増え、一部商品は9月中に品切れとなるなど順調。反面、9月の秋季新商品が予想に比べ静かなスタートでやや盛り上がりに欠ける結果となるなど、“明暗”分かれる結果といえる。しかし、10月投入された冬季限定商品は順調に推移、特に洋酒系チョコは年々市場拡大しており、高カカオ、機能性チョコに続く、大人向け市場を狙ったカテゴリーとした期待が持たれる。
カテゴリー別では、チョコレートがトータル104%と推定。ソリッドチョコは116%。高カカオ系は2ケタ伸長が継続、さらに乳酸菌含有、機能性タイプが上乗せになった。反面、ミルク系は前年割れ。ナッツチョコは92%。アーモンド、マカダミアともビター系は好調なものの、特売頻度の減少が大きく響く。チョコスナックは95%。定番品は苦戦傾向。ビスケットはトータル101%と推定。ソフトビスケット・クッキーは99%、ハード系90%と低調。半生ケーキは冬季限定商品とハロウィン向け商品で好調。クラッカーも106%と伸長。キャンディはトータル95%と推定。ハードキャンディは92%。「のど飴」の苦戦が影響。ソフトキャンディは前年並み。グミは106%。子ども向け、ノベルティが伸びる。
▼以下略
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