日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ

2025年1月30日
醤油醸造の研究から機能性表示食品
ヤマモリのGABA開発者に聞く
醤油醸造の研究過程で発見したGABAを使って日本初となる醤油の機能性表示食品を発売したヤマモリ。高濃度GABA配合のビネガードリンク第2弾「肌弾ビネガー」を発売した。研究開発を担当する開発研究所技術研究部の小村 愛発酵・技術研究グループ主査(写真)に話を聞いた。
独自の醤油を作る研究過程で乳酸菌が偶然生成した「γ(ガンマ)アミノ酪酸(GABA)」に注目したのが2004年ごろ。醤油のおいしさ成分であるグルタミン酸をGABAに変換する乳酸菌が醤油に適さないとされていたが「機能性素材として活用できないか」という逆転の発想からスタート。当時は機能性表示食品の制度はなく、研究開発に着手。05年に特許出願して「ギャバ醤油」を06年に商品化した。
19年発売の「GABAでリラックスりんご酢」は醤油を乳酸菌発酵するGABAの製造方法をベースとした。醤油由来原料(小麦・大豆)を使った製法(GABA40)は醤油やつゆとの親和性がある半面、味に影響しやすく汎用性がなかった。試作を重ねてリラックス効果のある摂取目安量(28mg)と「塩味を少々感じながらおいしい味づくり」を目指したという。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。