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日刊食品通信
2016年11月11日

10月のアイス、6%増(本紙調)


累計7%増、過去最高を上回るペース

  10月のアイスクリーム売上高は、6%程度前年を上回った。前月の好調を持続し、昨年のベース(6%増)が高かったにもかかわらず実績をクリアした。10月の天候(関東)をみると、晴れの日が7日(前年15日)、曇りが21日(15日)、雨が3日(1日)と恵まれなかったが、上旬を10%程度上回ってスタートし、後半にかけてややペースを落としたものの好調を持続した。各社の主力製品では2割以上伸長したものも多く、特にクリーム系の伸長が目立っている。また、4月からの累計も7%増で推移しており、過去最高を記録した2015年を上回る可能性が高まった。10月の各社実績は次の通り。

 ロッテアイスは4%増。「雪見だいふく」が22%増。「爽」が10%増。「クーリッシュ」が20%増、「モナ王」は7%増。「レディーボーデン」が2%増。「バニラバー」が16%増。「ハーシー」が昨年(38%増)の反動で26%減。「ガーナ」が13%増。江崎グリコは11%増。「パピコ」が11%増。「牧場しぼり」が45%増。商品の配荷・回転がさらに上がった「アイスの実」が50%増。「ジャイアントコーン」は12%減。「パナップ」が18%増。マルチでは330円層とOP計で10%増、420円層が20%増、500円層は20%減。森永乳業は4%増。昨年“ベルベットショコラ”がヒットした「ピノ」が反動で10%減となったが、バニラは10%増と好調を持続。「モウ」が13%増。「パルム」が17%増。ハーゲンダッツが4%増。「ミニカップ」「クランチークランチ」がいずれも2ケタ増。11月8日発売の“デコレーションズ”2品の初動も好調。

▼以下略

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