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日刊食品通信
2024年12月27日

中国MSG輸入量、年間3万t突破が濃厚


単価差100円超、低価格品輸入増が要因に

 中国からのグルタミン酸ナトリウム(MSG)の輸入量が2024年年間で3万t突破することが濃厚になった。年初からの低価格品が増えたことで、ベトナム、インドネシア、ブラジルとの価格差が100円超となり累計輸入量は1~11月で127.1%と大幅増となる一方、需要を超える市中在庫の増大が懸念される。

 財務省が26日発表した11月の貿易統計によると、うま味調味料のMSGの輸入通関実績は、1kg当たりの輸入単価は233.7円、前月比では9.4円上がり98.8%と6ヵ連続振りに前年を上回った。9月に227.1円と2023年5月以来の220円台となり、11月もベトナム、インドネシア、ブラジルが上昇する中で中国のみ下がり、単価は224.3円となった。11月輸入量は1万626t、前年比105.2%、1~11月累計では10万2,822t、103.1%。単月、累計とも中国の増勢が続いている。

 国別では、ベトナムは数量2,279t、前年比92.5%、単価は263.4円、前月比は14.0円上がり105.6%。前年比は92.5%。インドネシアは数量2,778t、84.0%、単価は252.1円、前月比は2.3円下がり99.1%。前年比では100.7%。

 ブラジルは数量2,763t、143.4%、単価は259.3円、前月比は11.5円上がり104.6%。前年比では99.1%。中国は数量2,687t、120.4%、単価は159.2円、前月比は4.6円上がり103.0%。前年比は85.8%。台湾は数量99t、60.4%、単価は286.2円、前月比は12.6円上がり104.6%。前年比は98.0%。

 

▼以下略

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