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日刊食品通信
2024年12月13日

11月の流通菓子出荷金額、3%増(本紙調)


チョコの冬季限定・洋酒系の荷動き上がる

 日刊経済通信社推計による2024年11月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)で103%と2ヵ月連続で前年を上回った。菓子商戦本格化を前に8月から価格改定が続いたが、11月のロッテで年内は終了。菓子の売り上げが最も高くなる12~2月にかけて各社とも販促を強化する。

 本格商戦を前に懸念された買い控えや荷動きの鈍化は概ね見られず、店頭価格が上昇した中でもチョコ・キャンディでのポケット物やビスケットの箱・パッケージ物の荷動きは堅調。昨年来から複数回の価格改定で最も店頭価格が上昇したチョコレートも、板チョコ・高カカオチョコは荷動きが好調で、2ケタ伸長が続いている。ただ、国際相場の高騰と最需要期を前に市中在庫を勘案した生産計画により、前年に比べ新商品が減少し、カカオバターに代わる代替の植物油脂を使用したホワイト系チョコなどの商品投入でカバーしている。

 原料調達が厳しい状況のチョコレートだが、11月に入り冬季限定商品は荷動きが活発化、10月の発売当初は価格改定により苦戦がみられた洋酒系チョコも、11月に入り一部販促の効果で復調の兆しがみられている。大袋(ファミリーパック)は年末を前に一部は特売を含めて販促が増えているものの、店頭価格の20~40円上昇の影響で苦戦が続いている。

 本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で105%と推定。ソリッドチョコが108%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは112%。センターアソートは104%。ナッツチョコは86%。

 

▼以下略

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