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日刊食品通信
2024年12月10日

11月の飲料市場4%減(本紙調)


値上げの影響が顕在化

 24年11月の清涼飲料市場は、数量ベースで4%減(累計前年並み)だった。10月から始まった値上げが徐々に店頭に反映され、消費意欲の減退に繋がった模様。

 天候面では前年同月並みかつ暖かめの気温で、コールド商材にとっては追い風だったが、値上げ影響には勝てず。当然ホット商材にとっては良くない環境で、「下旬は気温が下がり、少し動きが良くなったかも」(業界関係者)との感覚については地域差がかなりありそうだ。

 カテゴリー別で健闘したのはミネラルウォーターぐらいだが、それでもメーカー別ではバラついた。「ECでの箱買いが多い」ことから推察すると、生活用水としての需要に支えられた形だ。

 コカ・コーラシステム=全体前年並み(2%増)。前年同月が前年並みとベースは高くなかった。「綾鷹」の好調は維持(本紙推計)。

 サントリー=全体4%減(1%減)。「天然水」1%増(3%増)は1L新容器が貢献。「ボス」6%減(6%減)は「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」好調。「伊右衛門」4%減(4%減)。「グリーンダカラ」8%減(5%減)は「やさしいルイボス」が良い。特定保健用食品・機能性表示食品4%増(6%増)で「特茶」けん引。

 アサヒ=全体9%減(2%減)。「三ツ矢」20%減(2%増)、「ウィルキンソン」14%減(1%増)。「カルピス」はストレート10%減(5%減)、コンク1%減(9%増)。

 

▼以下略

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