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2016年11月8日
バローHD9月中間期、純利益は過去最高
田代社長「一番店しか生き残れない」
(名古屋)バローホールディングスの田代正美社長は4日、9月中間決算を発表。連結業績は増収、増益を確保。売上、純利益とも過去最高を更新した。
「今のマーケット環境では、競合の中で一番店にならないと利益が出ない」との考えを強調。現在、中期3ヵ年計画で商品・売場改革による店舗競争力の強化に取り組んでいる。今年10月7日に大阪府内1号店として「SMバロー寝屋川店」(直営売場645坪)をオープン。「一番店になる」ための新しいSMフォーマットを実験。EDLP政策を採用し、生鮮カテゴリーキラーとしての強みを発揮している。年商25億円の目標を28億円に修正、現状は年商30億円ペースで推移。府内でも競合激戦地区だが「一番店になっている」。特に青果は支持率85%、精肉が68%を確保。「寝屋川店は生鮮のカテゴリーキラーとして成功しているが、もう一段レベルを上げて、グロサリーでも集客力を持つ、いわばスーパーマーケットのカテゴリーキラーを作り上げたい。12月オープン予定の店舗で新しい実験に入る」。
販売の手法としては「今はEDLPが一番良い。野菜の相場は、天候不順でこれからも変動の幅が大きくなる。1週間、2週間前に商品と値段を決めてチラシを出すのは構造的に難しい。チラシを出さないのが一番だ。今後の出店では、特に一番店を作れる立地ではEDLPが多くなるだろう。ただEDLPはシステムだけでは動かないので、人材を育てないとやれない」。寝屋川店に先行して、上期に既設の滝ノ水店、関ひがし店の2店を改装、EDLPに変更して、生鮮カテゴリーキラー型の売場に改革。改装以降、両店とも売上は50%増と好調。
▼以下略
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