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日刊食品通信
2024年11月27日

10月首都圏酒類卸商況、5%増


好調な新商品目立つ

 10月の首都圏酒類卸商況は105%と推定。昨年はビール減税による直前の買い控えと需要増があったので、9~10月の2ヵ月でみると前年並み~2%増程度。各社とも全体的に堅調だった。業務用は続伸し106%ほどと好調。想定よりも良かったという卸が多かった。家庭用も堅調で102~3%程度。

 ビール類は110%。ビールは102%。「晴れ風」「サントリー生ビール」は新商品効果が継続。「黒ラベル」「赤星」も好調。エコノミーは昨年の落ち込みが大きかったことから120%ほどと推定。上記の通り酒税改正の影響があるので、2ヵ月で均すとビール類は前年並み~数%増と見られる。RTDは110%と増勢。「GINON」の評判が良い。日本酒は98%。月桂冠「アルゴ」(9月発売)は好調。焼酎甲類は102%、焼酎乙類は101%。「KIRISHIMA No.8」(7月から900mlも加えて全国展開)は順調に推移。ワインは110%。需要期に向け泡の動きが活発化。高価格帯も良好。ウイスキーは112%。引き続き好調も、国産高価格品に対してより品質を求める厳しい目も。「高価格帯の動きが少し落ち着いてきた」(卸筋)。一方で、「フロンティア」に加えて「ザ・ニッカ ナインディケイズ」(税込33万円)も売れたとの声も。スピリッツはテキーラのほか、小規模ながらラムも動きが良いそう。「ハードリカーのハードルが下がってきている」。

 11月は前年を超えて着地見込み。天候も良く、宴会の予約も順調に入っている。12月発売「陸ハイボール缶」は限定品ながらも強い期待感。アイリッシュウイスキーにも関心が高まっている。ボージョレ・ヌーボーは、終売銘柄の影響で需要が増加したアイテムもあった。

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