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日刊食品通信
2024年11月12日

10月のRTD販売11%増、4ヵ月連続で伸長


 本紙が推定した10月のRTD販売実績は、主要6社計※で前年同月比110%強。単月での2ケタ伸長は2月ぶりで、4ヵ月連続で伸長した。各社ごとでは6社中5社がプラスで、うち4社が2ケタ増。新商品・限定品による寄与や、既存ブランドの好調が見られた。また前年同月に行われた酒税改正以降、旧新ジャンルユーザーのRTD流入が本格化していることも好影響した。ウイスキーハイボール缶は110%。(※サントリー、キリンビール、アサヒビール、宝酒造、サッポロビール、合同酒精)

 サントリーは「-196」ブランドが伸長、うち「無糖」も好調だった。「こだわり酒場」レモンサワー群、「翠ジンソーダ缶」も2ケタ増。キリンは「氷結®」無糖が2ケタ増で、市場全体をけん引した。「本搾り」も好調で、「華よい」も上位20銘柄内に入った。アサヒは「贅沢搾り」が大幅増、「GINON」も好調。サッポロは「濃いめ」「男梅サワー」が伸長。宝は定番の「焼酎ハイボール」が上位を維持。

 上位20銘柄計(ブランド計を除く)の構成比は76%、前年同月比は110%。価格帯別の構成比はスタンダード93%(前年同月93%)、プレミアム7%(7%)。前年比は同順で110%、108%。度数別の構成比は、7度以上の高アルは32%(35%)、4~6度のミドルは29%(30%)、3度以下の低アルは6%(7%)、複数の度数展開する銘柄をまとめたその他は32%(28%)だった。前年比は同順で102%、107%、97%、126%。

 1~10月累計は6社計で106%、ウイスキーハイボール缶は107%だった。

 

▼以下略

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