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日刊食品通信
2024年10月30日

業務用プレミックス、可能性は無限に


外食産業の復調に伴い、プレミックスも復調

 新型コロナが5類に移行し、外食産業が復調するにつれ、業務用プレミックスも復調傾向となった。一方、相次ぐ原料値上げに伴い、大袋入り菓子パンなどは入数を減少するなどしたことに伴い、プレミックスの数量が伸びなかったといった声もあった。外食需要では、行楽向けが回復し、鯛焼き・クレープなどの食べ歩きに適したスナックミックスは回復傾向が続いている反面、コロナ期間中に需要が増加していたテイクアウト需要は減少したといった声も聞かれた。

 中食領域では、深刻な人手不足が続いていることから、人手をかけずに天ぷらを調理できる製品の需要が高まっており、業務用プレミックスのみならず、自然解凍可能な「かき揚げ」が登場。打ち粉のいらない天ぷら粉の登場などにより、従来に比べ天ぷら調理は簡便になっているものの、上手に揚げる技術も必要なことから、完成品の需要は増加していくものと思われる。

 ベーカリーでは、原料高騰のあおりを受け、プレミックスの使用から自家配合へ転換する個店や冷凍生地・焼成後冷凍パンの使用に切り替えるチェーン店が増えることも予想される反面、プレミックスの優位性をアピールする機会でもある。各個店、チェーンに合わせた独自配合のプレミックスを提供できることを周知していくことも必要だろう。

 外食需要の復調に伴い、業務用プレミックスも復調してきたとはいえ、深刻な人手不足が解消されたわけでもなく、外食産業を含む食品産業を取り巻く環境は厳しい状態が続いている。

 

▼以下略

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