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日刊食品通信
2024年10月24日

話題求める紅茶市場、炭酸・CVS・和紅茶など


 紅茶市場は、活性化の起爆剤となり得るムーブメントが必要だ。

 本紙調べによると、23年は業務用、飲料向け工業用の健闘により数量ベースで微増となったが、土台となるティーバッグやリーフは厳しく、話題作りが急務となっている。はちみつ紅茶、水出しなど候補はあるが、2010年代のタピオカミルクティーに匹敵するものがなく、コロナ禍で注目されたアフタヌーンティーは間口が狭い。

 業界ではスパークリングティーに期待する声が多く、好調な水出し、ストレート飲用が定着し一大市場となった炭酸水という強力な組み合わせであるからと考えられる。キリンビバレッジ「午後の紅茶」ブランドも夏場の商材として恒例化させ、トライアルしやすいという点も魅力だ。また、業務用提案も進んでいるようだ。

 一方、セブン-イレブンのCVSカウンターティーは長い目で見る必要がありそうだ。コーヒーが大成功しコーヒーメーカーが恩恵を受けたことから、紅茶への期待も大きいが、セブン-イレブンは慎重。テスト店舗を急増させる方針ではないようだ。要因は「コーヒーほど市場が大きくないこと」「コーヒーと比べ長い抽出時間に消費者が耐えられるか」などが挙げられる。「CVSカウンターコーヒーも初出から定着まで10~15年かかっている。慎重になる気持ちは分かる」(業界関係者)。

 

▼以下略

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